入笠山・八ヶ岳合宿(26、27日)

8月26日から28日まで、長野県の入笠山と八ヶ岳で合宿を行いました。

どちらも観察場所は標高2000m前後の亜高山で、シラビソ、コメツガといった針葉樹の優占する森が広がっています。 きのこじきでは初めて行く場所でしたが、この夏の多雨の影響もあり多くのきのこを見ることができました。

8月26日
初日は移動日。午後に諏訪に到着し、諏訪大社に立ち寄ってマゴジャクシを見つけたあと、宿泊場所の入笠山湿原ユースホステルに向かいました。

8月27日
この日は入笠山に向かいます。8時以降はマイカーの乗り入れが規制されるため、宿を早い時間に出発し、霧の濃い山道に苦労しながら車を走らせて目的地である大阿原湿原に到着しました。 遊歩道を歩きながらきのこを探します(1)。

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(1)

はじめのうちはカラマツ林の中を進みます。カラマツベニハナイグチ(2)やシロヌメリイグチ(3)といったカラマツ林特有のきのこが次々と見つかります。小さなハナイグチの幼菌(4)も生えていました。

カラマツベニハナイグチ(2)

カラマツベニハナイグチ(2)

シロヌメリイグチ(3)

シロヌメリイグチ(3)

ハナイグチ(4)

ハナイグチ(4)

次第にカラマツ以外の樹種も混じるようになってきました。巨大なダケカンバの立枯れからはツリガネタケが(5)。

ツリガネタケ(5)

ツリガネタケ(5)

きれいなヒダハタケも見つかりました(6)。

ヒダハタケ(6)

ヒダハタケ(6)

さらに進むと、シラビソが多く見られるようになってきました。木々から垂れ下がるサルオガセが幻想的です(7)。道端の倒木からはミヤママスタケ(8)。

DSC_9564

(7)

ミヤママスタケ(9)

ミヤママスタケ(9)

林床に目を向けるとあちこちにきのこが見つかります。ショウゲンジ(10)、キサマツモドキ(11)、ヌメリササタケ(広義, 12)、コゲエノヘラタケ(13)など、いちいち写真を撮っているとなかなか前に進みません。どれもコケを背景にしているおかげできのこがとても映えます。

ショウゲンジ(10)

ショウゲンジ(10)

キサマツモドキ(11)

キサマツモドキ(11)

ヌメリササタケ(広義, 12)

ヌメリササタケ(広義, 12)

コゲエノヘラタケ(12)

コゲエノヘラタケ(13)

ハクサンアカネハツ(仮称)も見つかりました(14)。ヒダがクリーム色です(15)。

ハクサンアカネハツ(14)

ハクサンアカネハツ(14)

ハクサンアカネハツ裏面(15)

ハクサンアカネハツ裏面(15)

写真を撮っているうちに、道の先の方から「ヤマドリタケあったよー」という声が。 急いで向かうと、森の中の少し開けた場所にそのきのこは生えていました(16)。

ヤマドリタケ(16)

ヤマドリタケ(16)

ヤマドリタケです。 日本では亜高山や北海道でのみ発生するきのこで、ヨーロッパでは食用として重宝されています。今回の合宿の一番の目的でもありました。平地でみられるヤマドリタケモドキと比べて傘の赤みが強く、肉質もしっかりとしています。 思う存分ヤマドリタケの写真を撮ったあとは湿原のなかを散策しました(17)(18)(19)。

大阿原湿原(17)

大阿原湿原(17)

ホソバトリカブト(18)

ホソバトリカブト(18)

モウセンゴケ(19)

モウセンゴケ(19)

当初は入笠山の山頂まで登るつもりでしたが、皆たくさんのきのこを見て満腹していた上に午後から天気が崩れるとの予報だったため予定を変更。御所平のお花畑を見に行き、その後早めに下山することにしました。 活動初日からヤマドリタケをはじめとする多くのきのこを見ることができ、3時間ほどの散策でしたが大満足で宿に戻りました。

DSC_9658

 

(文・写真/m.h., 写真/d.f.)

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