東山

3月21日の観察会も、2月と同じ東山で行いました。

観察会の2日前には雨が降り、またここ最近気候がうんと暖かくなっていたので、きのこの期待も膨らみます。

そんな今回の狙いは、優秀な食菌であるトガリアミガサタケです。

前回と同じく、円山公園から登っていきます。

 

登ってすぐに、ナヨタケの仲間やイッポンシメジの仲間が見つかりました。

イッポンシメジの仲間がもつ、肉紅色のひだを確認します。

もう少し進んだところでは、ハナサナギタケと思われる冬虫夏草も見つけることができました。

 

続いてトガリアミガサタケの生える一角に足を踏み入れました。

そこには1本だけ、十分なサイズのトガリアミガサタケが育っていました(1)。

3月21日 東山 トガリアミガサタケ Morchella conica

トガリアミガサタケ (1)

このきのこは、多くのきのこが属する「担子菌」というグループではなく、「子嚢菌」という別のグループに属しています。

顕微鏡を使えば、子嚢という袋状の構造に胞子が収まっているのが確認できます。

 

清水寺方面へ下山する道では、前回も見られたカラムラサキハツの群生が出迎えてくれました。

ここでしばらく一休みし、ひだの色や構造などのベニタケ属の特徴を確認しました。

 

今回は、目的であったトガリアミガサタケがあまり採集できなかったので、前回も集めたシイタケに焦点を移すことにしました。

シイタケは今回も待ってくれていました(2)。

2015/03/21 東山 シイタケ Lentinula edodes

シイタケ (2)

こうしてシイタケをたくさん採集しました。

 

そんな中、シイタケではない大きなきのこが堂々と材の上に立ちあがっているのを見つけました。

ウラベニガサ属の一種です(3)(4)。

2015/03/21 東山 ウラベニガサ属の一種 Pluteus sp.

ウラベニガサ属の一種 (3)

2015/03/21 東山 ウラベニガサ属の一種 Pluteus sp.

ウラベニガサ属の一種(4)

ウラベニガサ属の一種も冒頭のイッポンシメジの仲間と同様、胞子の色によってひだが肉紅色に染まるのが特徴です。

 

こうしてシイタケ狩りを楽しんだあと、最後に下山してツバキキンカクチャワンタケを探しました(5)。

2015/03/21 東山 ツバキキンカクチャワンタケ Ciborinia camelliae

ツバキキンカクチャワンタケ (5)

今回も菌核のあるツバキキンカクチャワンタケを見つけることができました。

 

今回は目的のトガリアミガサタケがあまり生えておらず、全体的にも種数が少ない観察会となりました。

次回の新歓観察会ではより多くのトガリさんを見てみたいです。

 

(文/h.a., 写真/m.s., h.a.)

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