大文字山

5月30日、2回目の新歓観察会を大文字山で行いました。

観察会の前にはほとんど雨が降っておらず、きのこが見られるかとヒヤヒヤしていました。

 

まずは登山口の付近でベニヒダタケの近縁種やフタトゲホコリタケ(1)を発見。

2015/05/30 大文字山 フタトゲホコリタケ Lycoperdon bispinosum

フタトゲホコリタケ (1)

最早きのこじきでは恒例ですが、新入生の方々に老菌をぱふぱふと叩いてもらい、胞子が孔から出てくるのを確認してもらいました。

 

つづいて登山道を少し登り、その辺りにある水に浸かった材を裏返したりしてよく見てみると、ビョウタケの仲間だけでなくマメザヤタケ(2)も見つかりました。

2015/05/30 大文字山 マメザヤタケ Xylaria polymorpha

マメザヤタケ (2)

とくに珍しいきのこというわけではありませんが、個人的には初めてマメザヤタケを生で見たのでテンションが上がりました。

その後は、道中に顔を出したホウキタケの仲間やウスタケの仲間、ウラベニガサらを横目に山登りを進めます。

 

そして千人塚に近づいたところで休憩していると、今回の観察会の観察対象に挙げていたマツオウジが生えているのが見えました (3)。

2015/05/30 大文字山 マツオウジ Neolentinus lepideus

マツオウジ (3)

見つけたのは老菌で、すでに特徴的な松脂臭を失ってはいましたが、この時期に見られる代表的なきのこの1つを新入生の方々に見せることができました。

さらにその近辺にはアラゲコベニチャワンタケが群生 (4)。

2015/05/30 大文字山 アラゲコベニチャワンタケ Scutellinia scutellata

アラゲコベニチャワンタケ (4)

その名の通り、たくさんの剛毛がきのこから生えています。

新入生のみなさんはこのきのこをルーペなどを用いて観察し、その物珍しさに驚いていたようでした。

 

いろいろなきのこを見ながらやっと千人塚に到着し、アカマツに生えたヒトクチタケを眺めたりしながらしばし休憩。

この後は下山コースに入ります。

 

道を下っていくと、道沿いにあるいくつかの木から何やら赤い影が顔をのぞかせているのが見えます。

カンゾウタケです(5) (6)。

2015/05/30 大文字山 カンゾウタケ Fistulina hepatica

カンゾウタケ (5)

2015/05/30 大文字山 カンゾウタケ Fistulina hepatica

カンゾウタケ (6)

1枚目の写真の子実体などは、まさに「牛の舌」の異名にふさわしい容姿をしています。

採集後にはカンゾウタケを半分に切断し、その霜降り模様を確認しました。

下山後は、沿道のツツジに植物病原菌であるツツジもち病菌が感染しているのも確認しました。

きのこではありませんが、彼らも立派な菌類です。

 

こうしてきのこじきは観察会を無事終えることができました。

終わってみれば、意外と多くのきのこを新入生の方々に見せられました。

普段山を登らない方々にとっては少し大変だったかもしれませんが、いい観察会になったと思います。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

 

(文/h.a., 写真/m.h., h.a.)

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