くろんど池

6月19日、くろんど池で非公式の観察会を行いました。

いろいろな珍しいきのこを見ることができる、ということで以前から会員の話題にのぼっていたくろんど池ですが、京都からは少々アクセスが悪いため、今回は有志での下見も兼ねた観察会となりました。

当日はあいにくの雨でした。京阪の私市駅に集合し、山へ向かって歩き始めます。しばらく歩くと川沿いの山道となりくろんど園地へと入っていきます。

湿度は高く、環境もよいように見えましたが、時期が早いのかきのこの姿はあまり多くありません。

そんな中、姿を見せたのはタマゴテングタケモドキでした (1)。つばと袋状のつぼを持っており、ひだを見るとうっすらとピンクがかっているのが確認できました。

タマゴテングタケモドキ (1)

タマゴテングタケモドキ (1)

くろんど園地の休憩所を通り、さらにくろんど池を目指すコースをとります。

途中、道沿いに積まれたコナラの丸太から黒いきのこがたくさん発生していました。ゴムタケです (2)。

ゴムタケ (2)

ゴムタケ (2)

名前の通り弾力があります。オオゴムタケとは側面の外皮の様子が異なりますね。最近になって出始めたようで、幼菌も多く見られました (3)。

ゴムタケ幼菌 (3)

ゴムタケ幼菌 (3)

目を引くようなきのこがあまり見つからないままくろんど池に到着。休憩をはさんで池の周りのハイキングコースに入ります。

山道に少し入ると、ヌメリニガイグチが見つかりました (4)。強い粘性のある傘とピンクがかった管孔が特徴のきのこです。

ヌメリニガイグチ (4)

ヌメリニガイグチ (4)

また、アカマツの立ち枯れからの根元にはヒメカバイロタケが見事な株をつくっていました (5)。

ヒメカバイロタケ (5)

ヒメカバイロタケ (5)

コナラの落ち枝からはウラベニガサの仲間が (6)。

Pluteus sp. (6)

ウラベニガサ属の一種 (6)

持ち帰って検鏡すると、傘表皮が細長い平行菌糸からなり厚壁のシスチジアを持たないことからベニヒダタケ節 (Sect. Hispidoderma) に属することが分かりました。

このルートでは他にもヒロヒダタケやベニタケの仲間、さらにアセタケの仲間も数種類見つかりました。

池の周りの森もある程度散策したため近くのバス停からバスに乗り、近鉄の駅へ向かい帰路につくことにしました。

今回はきのこは少なかったものの、コナラ・マツの林、シイ・カシの林といった雰囲気の良い林が入りまじっており、時期がよければ数多くのきのこを見ることができると言われるのも納得できました。

時間があれば、また足をのばしてみたいですね。

 

(m. h.)

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