吉田山

7月16日、吉田山できのこを探しました。

試験期間が近づいていることもあって、参加者の数は控えめ。

しかし、きのこのベストシーズンを感じさせるようなきのこを多く見つけることができました。

 

最初の坂道を登り、キアシグロタケの仲間や先月も見られたイロガワリキヒダタケなどを観察していると、その向こうでノウタケの基部が発見されました (1)。

1ノウタケ

ノウタケ基部 (1)

メンバーが軽く叩いてみると、まだ胞子がたくさん吹き出てきます。

続いて目撃されたのはチチタケ (2) とキイロイグチ (3) 、そしてボタンイボタケ (4)。

2チチタケ

チチタケ (2)

3キイロイグチ

キイロイグチ (3)

8ボタンイボタケ

ボタンイボタケ (4)

チチタケに特徴的なひだの褐色のシミや、キイロイグチの管孔を覆う被膜を確認することができました。

ここからさらに先に進んでみると、ベニタケ科の仲間が増えてきます。

まず出会えたのはチチタケ属のツチカブリ (5)。

4ツチカブリ

ツチカブリ (5)

一見するとベニタケ属のきのこに見えるかもしれませんが、ひだを傷つけてみると確かに乳液が出てきます。

メンバーの一人が一口味見をしたところ、「不快な感じの辛味だ」という感想をいただくことができました。

加えてこの付近ではベニタケ属のシロハツ (6) やキツネハツ (7) も見つかりました。

7シロハツ

シロハツ (6)

5キツネハツ

キツネハツ (7)

キツネハツはひだも柄も独特の色合いをしており、典型的なベニタケ属のきのこ像とは少し離れている印象を受けるきのこです。

しかしメンバーが触っていると段々もろもろと崩れてきて、思わぬところで「崩れやすい」というベニタケ属の性質を再認識することになりました。

 

これらのきのこを見終え、たまたまメンバーたちの間でとあるテングタケ属の一種ついての話題が持ち上がっていたところで、ちょうどそのきのこが目に入ってきました。

一部界隈で「ティラミステングタケ (通称)」と呼ばれ、親しまれているきのこです (8)。

6ティラミステングタケ

ティラミステングタケ (仮称) (8)

その名の通り、傘の表面がまさにティラミスのよう。

つい食指が動いてしまいそうですが、毒きのこの可能性も十分にあるので食べてはいけません。

 

このあとはモミジウロコタケやウスムラサキハツなどのきのこを横目にしながら復路に入ります。

その復路の途中、そう頻繁には見ないベニタケの仲間が生えていました。

フタイロベニタケです (9)。

9フタイロベニタケ

フタイロベニタケ (9)

中心部は青緑がかっていますが、辺縁部は赤いです。

これが「二色」ということなのでしょう。

 

吉田山にはこの時期、よくハツタケヌメリイグチが生えているのですが、今回は見つけることができませんでした。

しかし、その代わりに最後の下り道で思わぬテングタケラッシュを迎えました。

目に嫌でも飛び込んでくるほどたくさん生えていたのはニオイドクツルタケ (10)。

10ニオイドクツルタケ

ニオイドクツルタケ (10)

ドクツルタケと混同されていたいくつかのきのこの1つで、塩素様の匂いが感じられるのが特徴です。

今回もメンバーたちがこの独特の香りを堪能しました。

この他にもコテングタケモドキやヘビキノコモドキ (11) といったテングタケ属のきのこも姿を見せてくれました。

11ヘビキノコモドキ

ヘビキノコモドキ (11)

 

今回の観察会は7月の観察会としては少し種数が少ないかなといった感じでしたが、振り返ってみればテングタケ科やイグチ科、ベニタケ科のきのこをバランスよく見ることができた会だったのではないかなと思います。

これからのきのこの発生状況はどうなっていくのでしょうか?

今年もきのこから目を離せません。

 

 

(文/h.a., 写真/m.h.)

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