入笠山・八ヶ岳合宿(26日)

8月26日から28日の日程で、恒例となっている亜高山帯での合宿を行いました。

今年は2年ぶりに八ヶ岳周辺に宿泊し、シラビソやコメツガの林を散策して普段見る機会のないきのことの出会いを楽しみました。

 

初日は電車で京都を出発し、昼前に塩尻駅に到着しました。そこから車に乗り、八ヶ岳を目指します。

初日のポイントとして選んだ場所は標高が1900m程で、急な斜面にシラビソやコメツガ、カラマツが並んでいました。

登山口から入って最初に目についたのは、カラマツベニハナイグチでした (1)。ほんのりとしたピンク色の傘をしています。

カラマツベニハナイグチ (1)

カラマツベニハナイグチ (1)

緑色のコケに覆われた林床には目を引く真っ赤なきのこが生えていました。アカタケです (2)。

アカタケ (2)

アカタケ (2)

この強烈な赤い色はきのこ染めにも使えるそうです。

木の根の隙間を覗いてみると、ベニテングタケの姿がありました (3)。物陰で成長したせいか、いぼがきれいに残っています。

ベニテングタケ (3)

ベニテングタケ (3)

歩いていると次々ときのこが見つかります。

「ツガタケ」とも呼ばれ、きのこ狩りに人気のオオカシワギタケ (4)、亜高山に特有のオオダイアシベニイグチ (5)、コケによく映えるクロハリタケ (6)、和名のまだついていないヌメリイグチの仲間 (7)、きのこじきの一部で人気のフェムスジョウタケ (8)  などなど。

オオカシワギタケ (4)

オオカシワギタケ (4)

オオダイアシベニイグチ (5)

オオダイアシベニイグチ (5)

クロハリタケ (6)

クロハリタケ (6)

ヌメリイグチ属の一種 (7)

ヌメリイグチ属の一種 (7)

フェムスジョウタケ (9)

フェムスジョウタケ (8)

休憩場所で荷物を置き、周囲をじっくりと探してみるとますますいろいろなきのこが見つかってきます。

コガネテングタケは黄色い鱗片が美しく、格好のモデルになっていました (9)。

コガネテングタケ (9)

コガネテングタケ (9)

冬虫夏草のハナヤスリタケもいくつか顔を出していました (10)。残念ながら、地下にあるはずのツチダンゴを掘り出すことはできませんでした。

ハナヤスリタケ (10)

ハナヤスリタケ (10)

この周辺の材はほとんどがロクショウグサレキンに感染しており、なかには一面がロクショウグサレキンの子実体に覆われた材もありました (11)。

ロクショウグサレキン (11)

ロクショウグサレキン (11)

これも染物に使うことができるきのこですね。

きのこを見ていると予定の時間が迫ってきたため、少し足早に登山口へ戻ります。

急いでいたとはいえ、道中、クロチチタケやアオムラサキハツ (12) を観察しました。

アオムラサキハツ (12)

アオムラサキハツ (12)

さらに、今回の目的のひとつであるヤマドリタケも、道中で見つけることができました。しかし、少々古く、手に取ると柄から傘が落ちてしまいました。

この日はここで車に戻り、宿を目指しました。

初日の観察は3時間程と長くはありませんでしたが、そこそこの種数を観察することができました。

(m.h.)

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