入笠山・八ヶ岳合宿(28日)

合宿の最終日は八ヶ岳の麦草峠に向かいました。標高は2000mを超えており、今回の合宿で最も高い場所での観察です。

天気が心配されましたが、到着してみると無事に晴れており、快適な散策を楽しむことができました。

駐車場から白駒池へ向かう、苔むした美しい針葉樹林の中できのこを探します。

アカヒダササタケ (1) やコガネテングタケ (2)、ショウゲンジやオオウスムラサキフウセンタケなど、緑のコケの上に赤や黄色、紫色がよく映えます。

アカヒダササタケ (1)

アカヒダササタケ (1)

コガネテングタケ (2)

コガネテングタケ (2)

白駒池のほとりに立つ山荘の前には大きなベニテングタケが頭を出していました (3)。やや黄色みがかった、明るい色のタイプです。、

ベニテングタケ (3)

ベニテングタケ (3)

すぐそばのシラカバの幹からは大きなオオワライタケが (4)。

オオワライタケ (4)

オオワライタケ (4)

この後は湖畔を一周しながらきのこを見ていきます。

コケの間からヤマイグチ (5)。

ヤマイグチ (5)

ヤマイグチ (5)

石の上に広がった緑色の地衣類が5mm程もある子実体を形成していました (6)。ヒロハセンニンゴケだそうです。この地衣類が子嚢菌と藻類の共生体であることがよくわかりますね。

ヒロハセンニンゴケ (6)

ヒロハセンニンゴケ (6)

ひときわ鮮やかな赤いベニタケ (7)。

ベニタケ属の一種 (7)

ベニタケ属の一種 (7)

そのすぐ近くに、合宿の目当てのひとつ、オオキノボリイグチが姿を見せていました (8)。

オオキノボリイグチ (8)

オオキノボリイグチ (8)

傘の特徴的な斑紋こそほとんどありませんが、ビロード状の質感や柄の網目はしっかりと確認できます。苔むした倒木に「登って」いる姿がよく似合います。

ここでの写真はありませんが、固く身が締まったヤマドリタケの幼菌も見ることができました。

また、五葉松の生える場所もあり、京都で普段見ることの少ないワタゲヌメリイグチも生えていました。

池を一周しましたがまだ少し時間があったため、別の遊歩道にも入ってみることにしました。

こちらで見つかったのはススケヤマドリの類似種でした (9)。

ススケヤマドリ類似種 (9)

ススケヤマドリ類似種 (9)

ススケヤマドリ自体は京都でも見ることができますが、亜高山で見るものは傘の組織が低地のものと異なるようです。

この後、昼過ぎに八ヶ岳を下り、夕方の高速バスで京都へと帰りました。

3日間を通じてきのこの発生は低調でしたが、それでも目的のヤマドリタケやオオキノボリイグチといったシラビソ・コメツガ林のきのこを見ることができ、亜高山の自然を楽しむことができたのではないでしょうか。

シラビソ・コメツガ林 (10)

シラビソ・コメツガの林 (10)

 

(m.h.)

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