吉田山

9月11日、吉田山で有志のきのこ観察会を行いました。

3、4日前にしっかり雨が降ったとはいえ、まだまだ暑い9月。

きのこが生えていてくれるのか、不安感のある観察会となりました。

 

とはいえ実際に歩いてみると、ツブカラカサタケ (1) やニガクリタケ (2)、ニオイコベニタケなど、意外と多くのきのこが顔を出していることに驚かされます。

2016/09/11 吉田山 ツブカラカサタケ Leucoagaricus americanus

ツブカラカサタケ (1)

2016/09/11 吉田山 ニガクリタケ Hypholoma fasciculare

ニガクリタケ (2)

他にもノウタケの無性基部を見つけた直後に、きれいな状態のイロガワリホコリタケ (3) が見つかったりもして、両者の違いを確認しながら先へと進みます。

2016/09/11 吉田山 イロガワリホコリタケ Calvatia rugosa

イロガワリホコリタケ (3)

しばらく歩くと、ハナガサイグチが生えているのも見えました (4)(5)。

2016/09/11 吉田山 ハナガサイグチ Pulveroboletus auriflammeus

ハナガサイグチ (4)

2016/09/11 吉田山 ハナガサイグチ Pulveroboletus auriflammeus

ハナガサイグチ裏面 (5)

キイロイグチと近縁なきのこですが、キイロイグチと違って青変性はありません。

 

この暑さにしては結構いろいろなきのこが出ているな、とメンバー同士で話しながら道を上っていきます。

上にある少し開けた場所できのこ探しを進めようとすると、早速「本当は8月に見たかったきのこ」ニセクロハツが姿を見せてくれました (6)。

2016/09/11 吉田山 ニセクロハツ Russula subnigricans

ニセクロハツ (6)

この場所では他にもザラエノハラタケやボタンイボタケなどを見ることができました。

そろそろまた先に進み始めようか、と思った矢先、メンバーの1人が「あれ?何やこれ?」と足元を見て土を払い始めました。

何をしているのだろう、と見ていると、そこからは予想外のきのこが出てきました。

冬虫夏草の一種、ハチタケです (7)(8)。

2016/09/11 吉田山 ハチタケ Ophiocordyceps sphecocephala

ハチタケ (7)

2016/09/11 吉田山 ハチタケ Ophiocordyceps sphecocephala

ハチタケ (8)

この種の冬虫夏草がきのこじきで観察されることはあまりないので、にわかにメンバーたちは湧き立ちました。

しかしこの繊細なきのこをうまく写真に撮ることは難しく、皆疲れきってしまいました。

 

ゆっくりペースで歩みを進めながらさらにきのこを探すと、フモトニガイグチ (9) やアンズタケの仲間、アシボソトマヤタケなど、やはり見つかる種数は少なくありません。

2016/09/11 吉田山 フモトニガイグチ Tylopilus alutaceoumbrinus

フモトニガイグチ (9)

メンバー同士できのこの味見などをしながらきのこの同定を進めていきました。

この他、一旦丘の向こう側へ抜けるまでに、キクバナイグチの幼菌やキアシヤマドリタケ (10)、テングツルタケ、シラタマタケなどを見ることができました。

2016/09/11 吉田山 キアシヤマドリタケ (仮称) Boletus auripes

キアシヤマドリタケ (10)

丘の向こうに出た後は、少し休んでからまた別ルートで戻っていきます。

戻る途中の道では、クリイロカラカサタケ (11) やワヒダタケ、モミジウロコタケなどが目につきます。

2016/09/11 吉田山 クリイロカラカサタケ Lepiota castanea

クリイロカラカサタケ (11)

そんな中、あまり名前の聞き覚えのないようなきのこも姿を見せてくれました。

ユキラッパタケというきのこだそうです (12)。

なんだかおしゃれな名前ですね。

追記: ユキラッパタケではありませんが、種名はわかりません。

2016/09/11 吉田山 ユキラッパタケ Singerocybe alboinfundibuliformis

ユキラッパタケ (12)

丘の頂上付近ではコツブタケ (13) やオオシロカラカサタケの群生 (14) があったほか、大きなヤマドリタケモドキの老菌も見つけることができました。

2016/09/11 吉田山 コツブタケ Pisolithus arhizus

コツブタケ (13)

2016/09/11 吉田山 オオシロカラカサタケ Chlorophyllum molybdites

オオシロカラカサタケ (14)

観察会の終了直前にはマツオウジも見ることができました。

 

今回は雨がちょうどよい時期に降ってくれたおかげで、けっこう多種多様なきのこを観察しました。

とくにハラタケ科のきのこが多かったですね。

ハラタケ科を重点的に見るような機会はあまり多くないので、その点は良かったと思います。

 

 

(h.a.)

 

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吉田山」への1件のフィードバック

  1. 七月の伏見稲荷の記事を拝見しました。
    フクロツルタケさんですね!こやつ夏~秋にかけての茸と聞きますが、なんというか・・・ガバガバ?

    もう夏から冬までいるような・・・気のせいですかね・・・

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