大文字山・顕微鏡観察会 2023/12/10

12月10日、大文字山で観察会を行い、採集したものをOB宅で顕微鏡観察する会を行いました。

アイコウヤクタケ。確かに紫雲膏の色が近いといえば近いという話になり、一同納得しました。

Polycephalomyces sp. マユダマタケとしてTwitterに載せたところ、シロサンゴタケではないかとご指摘をいただきました。

Phyllactinia sp. うどん粉病の仲間ですが、今回はアベマキの落葉に付着していた子嚢果を観察しました。葉の表と裏の両方に子嚢果を作っていました。顕微鏡で見ると、子嚢内部が黄金色の色素で満たされており美しいです。また、胞子が2つなのもチャームポイントですね。

クロコブタケ(Annuloypoxylon truncatum)の類似種と思われます。

Lasiosphaeria ovina。子嚢胞子がくねっているのが印象的です。子嚢先端の油滴の正体が気になりますね。メンバーの一人はこの油滴が美しいと感激しておられました。

モジゴケの仲間。ルゴール液を使うと胞子の壁が茶色くなって見えるようになりました。

今回はメンバーの都合もあり子嚢菌を主に観察しましたが、今後担子菌を含めた様々な菌類の顕微鏡観察をサークルとして行うことができればと思っています。

(文・写真 T. M)

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